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Windows & Linux混在するサーバを一元監視 Windowsサーバ/システム標準監視ツール「BOM」にLinux監視拡張オプションVer1.0新登場 11月29日に出荷開始!!

2002年11月18日配信

報道関係各位

2002年11月18日

セイ・テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長 関田 充彦

Windows & Linux混在するサーバを一元監視
Windowsサーバ/システム標準監視ツール「BOM」に
Linux監視拡張オプションVer1.0新登場
11月29日に出荷開始!!


自立分散型サーバ監視ツールを提供するベンチャー企業セイ・テクノロジーズ株式会社(本社:千代田区 TEL:03-3512-5556)は、Windowsサーバ/システムの標準監視ツール「BOM」に新しくラインナップとして「Linux監視拡張オプションVer1.0」を本年11月29日(金)より出荷開始いたします。*詳細な製品情報は、以下を参照ください。
監視設定などコンソール系モジュールをWindowsのMMC(Microsoft Management Console)上で稼動し、BOM for Windows 2000 Ver3.0と融合して使用することが可能です。このため LinuxサーバとWindowsサーバとの混在環境において、簡単に統一的な監視が実行できます。

システム管理者にとって業務上支障がでるメール/データベースサーバのダウン、ネットワークのダウン、稼動しているサービス/アプリケーションの性能低下や機密ファイルへの不正アクセス・バックアップジョブエラーのチェック、ハードディスク、メモリ、OS、アプリケーションのトラブル防止に対し、サーバ/システムを監視し続けることは大変なことです。「BOM Ver.3.0」は、システム管理者に代わって、サーバ1台から数百台の大規模システムまで24時間365日サーバを監視・リカバリする簡単、低コスト、ライトウェイトなサーバ監視のスタンダードソフトです。

当オプションは、12月11日〜13日に開催する「iEXPO2002」(東京ビッグサイト)に出展・展示いたします。

また、マイクロソフト様と共同で「Windowsサーバ/システム管理手法フォーラム」(副題:システム管理者の悩みに解決策を提案)と題して12月10日(火)にセミナーを開催いたします。
*セミナー詳細情報および申込は → http://seminar-info.net/msay/

 

Linux監視拡張オプション Ver1.0の概要

■BOM for Windows2000 Ver3.0 SR3を導入したWindows2000コンピュータに
 インストールして使用します。
■Windowsコンピュータ上から、Linuxコンピュータの監視設定及びLinuxコンピュー
 タ上でのイベント処理を設定できます。
■Windowsコンピュータ上で、監視結果を表示したり、ステータス表示、ログ表示な
 どを行うことができます。
*BOM for Windows 2000 Ver3.0(以下BOM Ver3.0)のWindowsサーバ間の代理監視に似た監視方法
 だとご理解ください


BOM Ver3.0のBOM監視サービスとBOM管理コンソールがインストールされているコンピュータにLinux監視オプションをインストールすると、BOM監視サービスの拡張と、Linux関連の監視項目を作成し設定する機能が、BOM管理コンソールに追加されます


Linux監視拡張オプション Ver1.0ハイライト

BOM Linux監視拡張オプションは、Linuxサーバを運用しつつ,そのシステム管理者のデスクトップにはMicrosoft Windows(R) が存在する環境を主な使用場面として想定しています。LinuxとWindowsの得意分野を活かすように下記のような特徴があります。

 

− BOMのモジュールをインストールせずに、Linuxサーバを監視
監視対象Linuxサーバコンピュータ側でのBOMプログラムのインストール作業は必要ありません。監視に使用するユーザアカウントの設定等を行うだけです。Linuxサーバ上での監視動作自体は、Linux監視拡張オプションをインストールした監視サービスが動作しているWindowsコンピュータから送り込まれるモニタレット(monitorlet,造語)と呼ぶスクリプトやプログラムが実行します。モニタレットはLinuxサーバ上で実行可能なスクリプトまたはプログラムです。Linuxサーバ上で実行されると監視を行い、その結果値が監視元Windowsコンピュータに戻されます。

 

− SSHプロトコルを使ったセキュアな通信
監視元Windowsコンピュータと、監視対象Linuxサーバ間の通信は、SSHプロトコルを用い、暗号化してやり取りされます。

 

− BOM for Windows2000と同様のLook and Feel
Linux監視を行うための設定は、Windowsの代理監視を行う場合と同様の方法で設定し使用することができます。イベント処理、ログ、監視ON/OFFスケジュールなどに関する取り扱いも変わりがありません。集中監視コンソール、アーカイブ機能、レポートオプションなどについても他のWindows監視項目と同様に混在して使用することができます。

 

− Windowsの監視環境からLinuxシステムをシームレスに監視
Windows2000のMMC対応ユーザインタフェースを利用して監視設定を行うことが可能。カスタマイズ開発の必要なく、Windowsコンピュータからの簡単な設定のみでLinuxサーバの監視を行うことができます。また、Linuxエキスパートの腕を生かしたスクリプト開発による高度なカスタマイズも可能です。※スクリプト開発についてのお問い合わせ、サポートは受けておりません。


【動作環境】
■監視対象Linuxコンピュータ
●最低限のハードウェア要件:x86CPUで試用するLinuxディストリビューション
 の動作要件に応じる
●動作確認済みディストリビューション:Red Hat 7.1,7.2,7.3、
 Miracle Linux Standard Edition v2.1
 上記を「サーバ」、「ファイアーウォール」なしで構成
●設定条件:OpenSSH Ver2.3.0以降(最新バージョンを推奨) ※1
 Perl ver.5.004x以上がインストールされていること 
 標準のbashが使用できること
■監視用Windowsコンピュータ
●最低限のハードウェア要件:BOM Ver3.0の動作要件
 監視対象コンピュータ1台当たり追加的に3〜6MBのメモリ※2
●対応OS:Windows 2000 SR1, SR2
●対応バージョン:BOM for Windows 2000 Ver3.0 SR3

※1 SSHサーバは、SSHプロトコルパスワード認証方式が許可されていなくてはなりません。
※2 1台のWindowsコンピュータで正常に監視できるLinuxコンピュータの台数は、Windowsコンピュー
 タ、Linuxコンピュータ双方のハードウェアスペック、通常の運用における負荷状況、 ネットワーク
 の状況、監視設定の数、設定の内容などにより異なります。

Linux監視拡張オプションVer1.0は、BOM Ver3.0 SR3が既に導入されて正常に起動することを前提にしています。


【システム構成】
Linux監視拡張オプションは、SSH(Secure SHell プロトコル)を使用してLinuxコンピュータの各種リソースの監視、Linux上でのイベント処理を実行します。監視対象のLinuxコンピュータには、BOMの監視サービスをインストールする必要はなく、各ディストリビューションに標準で付属しているSSHサーバ(OpenSSH)をインストールして、その他の簡単な設定を行うだけで監視が可能です。
BOM Linux監視拡張オプションがインストールされたコンピュータAから、LinuxコンピュータB、コンピュータCをリモートで監視します。1台のWindows2000コンピュータから監視できるLinuxコンピュータの台数は、BOM Linux監視拡張オプションの追加ライセンスを購入することで複数可能になります。ただし、運用担当者は、ネットワークの状態、設定する監視項目数、イベント処理内容、監視用Windowsコンピュータ及び監視対象Linuxサーバのスペックを考慮する必要があります。


BOM管理コンソールとBOM監視サービスを別々のWindowsコンピュータとする構成も可能です。
※ SSHプロトコル・・・SSH(Secure Shell)は、2つのシステム間で安全な接続を確立するためのプロトコルです。SSHでは、クライアントはサーバに対してユーザ名やパスワードなどの認証情報を暗号化形式で転送できます。また接続時に送受信したデータはすべて強力な暗号化を使って転送されるため、解読は非常に難しくなります。


【モニタレットの仕組み】
監視用Windowsコンピュータから、監視対象Linuxサーバに「モニタレット」が送り込まれキャッシュされます。
転送されたモニタレットは、監視・イベント処理用アカウントのホームディレクトリの「.Bom/BomLinuxMon/Monitorlet」以下に転送されます。モニタレットは、Linux上で実行されると、監視及び、設定されたイベント処理を実行し、監視結果を監視元コンピュータに戻します。
※ 「モニタレット」(monitorlet,造語)とは
 ・ ・・・ “Linuxサーバ上で実行可能なスクリプトまたはプログラム”です。Linuxサーバ上で実行されると、監視を行い、その結果値が監視元Windowsコンピュータに戻されます。

 

【通信の安全性】
監視元Windowsコンピュータと監視対象Linuxサーバ間は、SSH用のポートに対してのパスワード付での接続のみ行います。BOM専用の通信ポートなどは必要ありません。
ただし、一般的なSSH接続も認めない厳重なサーバには、BOM Linux監視拡張オプションによる監視は使用できません。


【監視機能】
BOM Linux監視拡張オプションは以下のような監視機能があります。

ディスク一覧を元にファイルシステムボリュームの空き容量・未使用率を監視  Linuxディスク監視
ディレクトリ、ファイルのサイズを監視  Linuxディレクトリ・ファイル監視
指定したポート(TCP/UDP)が稼動しているかどうかを監視  Linuxサービスポート監視
指定した監視間隔中に、指定した文字列がテキストログに追加された個数を監視  Linuxテキストログ監視
カウンタ項目一覧で取得できるメモリ・CPU等システムのパフォーマンスのステータスを監視  Linuxシステムカウンタ監視
プロセス一覧から取得したプロセスの、メモリ使用量を監視  Linuxプロセスメモリリーク監視
指定した名称ないしステータスのプロセスの数(プロセス一覧・ファイル一覧をもとに設定  Linuxプロセス数監視
ユーザが作成したカスタムモジュールを使用して監視  Linuxカスタム監視
任意のシェルコマンドを実行させた結果の値を監視  Linuxスクリプト監視


【イベント処理機能】
BOM Linux監視拡張オプションは以下のようなイベント処理機能があります。

LinuxコンピュータのsyslogにBOMイベント情報を書き込む  Linux SYSLOG書き込み
Linuxコンピュータのプロセスを終了  Linux プロセスコントロール
Linuxコンピュータをシャットダウン/再起動  Linux シャットダウン
Linuxコンピュータ上で任意のスクリプトを実行  Linux スクリプト実行
Linux監視拡張オプション Ver1.0サマリ

 

【製品概要】
・ 製品名:Linux監視拡張オプション Ver1.0
・ 製品価格:\118,000円(消費税別)
・ 製品型番/JANコード:BLI-10-1P/4582102390495

 

【出荷開始】
・ 出荷開始日:2002年11月29日(金)
*Linux監視拡張オプションVer1.0は、BOM Ver3.0 SR3が必要です。

 

【パッケージ同梱関連】
・ 製品CD-ROM(ライセンスキー付)
・ 製品マニュアル
・ 使用許諾書
・ ユーザ登録シート
・ Linux監視拡張オプションReadme
*製品評価版CD(30日間試用限定版)を用意しています。

 

【製品テクニカルサポート】
Linux監視拡張オプション Ver1.0無償テクニカルサポートは、購入後6ヶ月間です。
・テクニカルサポート時間:平日の10:00〜17:00(FAXおよびメールでの対応)
 (土・日曜日、祝祭日、年末・年始は休ませていただきます)

・ iEXPO2001の概要
- 会期:12月11日(水)、12日(木)、13日(金) 
10:00〜17:30(最終日のみ17:00まで)
- 会場:東京ビッグサイト
- 主催:日経BP社 NEC
- セイ・テクノロジーズブース:NECブース共同出展
(NECプラットフォームゾーン)

*記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標および商標です。

 

本ニュースリリースの問い合わせ先:
セイ・テクノロジーズ株式会社 広報担当 安藤 和明
Tel:03-3512-5556 Fax:03-3512-5558 E-mail:kando@say-tech.co.jp

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