Windowsの運用管理を快適にする10の裏ワザ/表ワザ
[ テクニカルライター 山市 良 ]

テクニック.1 - 更新管理に役立つバージョン、ビルド情報の取得

2021年07月08日配信

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 Windows 10およびWindows Server 2016以降は、半期チャネル(Semi-Annual Channel、SAC)と長期サービスチャネル(LTSC、旧称LTSB)の2つのサービスチャネルで提供されています(Windows ServerのSACはバージョン1709から)。SACは年に2回、LTSCは数年に1回に新バージョン(Windows 10では機能更新プログラムと呼びます)がリリースされ、SACのサービス期間は現在、原則18か月、下半期リリースのEnterpriseおよびEducationエディションについては30か月、LTSCは10年(メインストリーム5年+延長サポート5年)となっており、サービス期間中、セキュリティ更新やバグ修正を含む品質更新プログラムが提供されます。

 Windows 10およびWindows Server 2016以降のバージョン番号は、OSビルド番号(10.0.は省略する場合があります)と1対1で対応します(表1)。

表1 Windows 10およびWindows Server 2016以降のバージョンとOSビルド、サービス期間

サービスチャネル バージョン OSビルド サービス期間
SAC なし(便宜上 1507) 10.0.10240.X 既に終了
LTSC(LTSB) 2015 10.0.10240.x Enterprise LTSB 10年
SAC 1511 10.0.10586.x 既に終了
SAC 1607 10.0.14393.x 既に終了
LTSC(LTSB) 2016(1607) 10.0.14393.x Enterprise LTSB 10年
Server 10年
SAC 1703 10.0.15063.x 既に終了
SAC 1709 10.0.16299.x 既に終了
SAC 1803 10.0.17134.x 既に終了*1
SAC 1809 10.0.17763.x 既に終了*2
LTSC 2019(1809) 10.0.17763.x Enterprise LTSC 10年
Server 10年
SAC 1903 10.0.18362.x 全エディション 18か月
SAC 1909 10.0.18363.x Home/Pro/Server 18か月*1
Enterprise/Education 30か月
SAC 2004 10.0.19041.x 全エディション 18か月
SAC 20H2 10.0.19042.x Home/Pro/Server 18か月
Enterprise/Education 30か月
SAC 21H1 10.0.19043.x 全エディション 18か月
SAC 21H2 未定 Home/Pro/Server 18か月*1
Enterprise/Education 30か月
LTSC 2022(21H2) 未定 Enterprise LTSC 5年*3
Server 10年

*1 2021年5月11日ですべてのサービス期間が終了しました。
*2 2020年11月10日ですべてのサービス期間が終了しました。
*3 Windows 10 Enterprise LTSC 2022はサービス期間が5年に短縮されることが発表されています(IoT Enterprise LTSC 2022は10年のまま)。

 

 WindowsおよびWindows Serverの毎月の品質更新プログラムは、前月までの更新内容を累積した累積更新プログラムとして提供されます。OSビルド番号の最も左に位置するリビジョン番号(表1の.xの部分)は、Windowsの累積更新プログラムによってインクルメントされます。つまり、リビジョン番号を参照すれば、OSの更新状態を判断できるということです。最新の累積更新プログラムがインストールされたWindows 10およびWindows Server 2016以降のOSビルド番号は、以下のWindows 10 release informationのページで確認することができます。また、最新状態にするための累積更新プログラムのKB番号を確認することもできます。

Windows 10 release information
🌏https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-health/release-information

 

■ 製品名、バージョン情報、詳細なビルド番号の情報を取得するさまざまな方法

 GUIツールやコマンドラインを使用して、Windowsの製品名、バージョン情報、ビルド番号を取得するいくつかの方法を紹介します。

 

Windows標準のバージョン情報

 Windows 10およびWindows Server 2016以降のデスクトップエクスペリエンス(LTSCのみ)では、[設定]アプリの[システム]の[詳細情報](バージョン1909以前は[バージョン情報])やwinverコマンドで開く[Windowsのバージョン情報]から、OSの製品名、バージョン、およびリビジョン番号を含むOSビルド番号を確認することができます。Windows 10およびWindows Serverのバージョン1709からは、コマンドプロンプトのcmdコマンド(またはcmd /c "ver")の実行結果にもリビジョン番号を含むOSビルド番号を確認できるようになりました(それ以前はリビジョン番号を含まないOSビルド番号)。

 

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画面1 Windows標準のバージョン情報

 

その他のコマンドライン

 コマンドラインで製品名やOSビルド番号を確認する他の方法としては、Get-ComputerInfoコマンドレット、WMICコマンド、およびSysteminfoコマンドを利用できます。次のコマンドラインを実行すると同等の情報を取得できます。ただし、これらのコマンドでリビジョン番号までは知ることはできません。

 

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続きの主な内容

  • その他のコマンドラインからバージョン、ビルド情報を取得する方法
  • レジストリからバージョン、ビルド情報を取得する方法
  • リモートマシン、仮想マシンからバージョン、ビルド情報を取得する方法

 

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■ バージョン、ビルド情報の自動取得を実現する方法

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🌏https://www2.say-tech.co.jp/special/ryo-yamaichi/say/tec-001

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