Windowsの運用管理を快適にする10の裏ワザ/表ワザ
[ テクニカルライター 山市 良 ]

テクニック.9 - WSUSが遅くなった? ⻑期運⽤WSUSのメンテナンス

2021年12月23日配信

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 Windows Serverのサーバーの役割の1つであるWindows Server Update Services(WSUS)は、企業内ネットワークでWindows、Windows Server、およびその他のマイクロソフト製品の更新プログラムの管理の一元化と配布の自動化を可能にする、Windowsネットワークにおける重要なインフラストラクチャサービスです。 しかし、WSUSサーバーを長期に運用していると、WSUSの管理コンソールでエラーが発生して管理画面にアクセスできなくなったり、パフォーマンスが低下したり、WSUSのコンテンツの格納先のディスク領域が不足したりといった、さまざまなトラブルを発症することがあります。 特に、WSUS管理コンソールのエラーに関する問題については、マイクロソフトの公式ドキュメントおよびWSUSサポートチームの情報が役に立つでしょう。また、WSUSの安定運用に関するホワイトペーパー『WSUS正常性監視のポイント Windows 10時代の重要インフラWSUS、安定運用の勘所』も参考にしてください。

WSUSメンテナンスガイド
🌏https://docs.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/mem/configmgr/wsus-maintenance-guide

「WSUS 管理コンソールにつながらない!」を解消するための 7 つのワザ(JAPAN SCCM & WSUS Support Team)
🌏https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/0dc69153-1d4e-4e91-bf91-df311424a8be/wsus-7-?forum=jpsccmwsus

WSUS正常性監視のポイント Windows 10時代の重要インフラWSUS、安定運用の勘所
🌏https://www.say-tech.co.jp/yamaichi/key_point_of_wsus_monitoring

 ここでは、WSUSを長期的に安定運用するのに役立つ、一般的な考慮点やメンテナンスタスクの定期実行について説明します。既にパフォーマンスの低下や容量不足に陥っているWSUSサーバーについても、これらの手順を実施することで劇的に改善する可能性があります。

 

■ SUSDB用WID/SQL Serverの最小/最大メモリの調整

 WSUSデータベース(SUSDB)をホストするWindows Internal Database(WID、Windows Server付属のサーバーの機能の1つ)またはSQL Serverのサーバーメモリオプションは、WSUSサーバー全体のパフォーマンスを最適化できる重要な調整ポイントです。

 WIDおよびSQL Serverのサーバーメモリオプションは、最小サーバーメモリと最大サーバーメモリがあり、既定値は最小0MB、最大2,147,483,647MB(約2ペタバイト)で、SQL Serverがメモリを動的に自動管理します。最大サーバーメモリを既定から変更していない場合、SQL Serverは最大で、システムやSQL Server以外のアプリケーションに必要なメモリ容量を物理メモリ全体量から差し引いた容量を割り当てます。SQL Serverの負荷が高く、既に利用可能な最大容量を使用している場合、新たに起動するサービスやアプリケーションや、既存のプロセスが追加で要求するリソースを確保できないという状況が発生します。

 動的メモリを使用する仮想マシン仮想環境では、最小サーバーメモリをメモリを予約しておく目的で重要です。SUSDBをホストするSQL Serverでは、最小サーバーメモリを1024MBに設定することで安定したという実績があるそうです。

 物理サーバーメモリを指定すると、サーバーの物理メモリ容量に余裕がない場合に、システムやSQL Server以外のアプリケーションのためにメモリを予約できます。

 最小サーバーメモリおよび最大サーバーメモリは、SQL Server用の管理ツールであるSQL Server Management Studio(SSMS)を使用して簡単に変更できます。SUSDBのホストにWIDを使用している場合は、以下のURLから最新のSSMSをダウンロードしてWSUSサーバーにインストールしてください。

SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード
🌏https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/ssms/download-sql-server-management-studio-ssms?view=sql-server-ver15

 SSMSを起動したらSQL ServerのインスタンスまたはWIDをホストするサーバーのデータベースエンジンに接続します。WIDを使用している場合はサーバー名として以下の名前を入力して接続してください。

\\.\pipe\MICROSOFT##WID\tsql\query

 サーバーに接続したらサーバー名を右クリックして[プロパティ]を選択し、[メモリ]を選択し、[最小サーバーメモリ]および必要に応じて[最大サーバーメモリ]を変更し、[OK]をクリックします(画面1)。設定の変更は即座に反映されます。

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画面1 SQL Serverのサーバーのプロパティを開き、[最小サーバーメモリ]および必要に応じて[最大サーバーメモリ]を変更する

 

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続きの主な内容

  • 高速インストールオプションの必要性の検討
  • WSUSサーバークリーンアップウィザードの定期的な実行
  • その他のクリーンアップスクリプト

 

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